クラリネット相談室(クラリネットお助け110番!)
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公開されているQ&A
2026年3月12日 ・ 高校生 ・ めろんぱんさん
音が出ない、どうして?どうしよう
質問
新学期で新しい一年生が入学してきました。部活動で楽器体験を行っています。その時、教えるのが難しいときがあります。持ち方や、やってはダメなことなど目に見えたり、はっきりしていることは伝えることはできています。しかし、アンブシュアや息の使い方など、体の個人差や楽器特有のツボを見つけられないと難しかったり、なかなか音が出なかったりします。まずはマウスピースとバレルでアンブシュアを教えて音を出してみるなど、自分の経験から様々な提案をして試すのですが、いまいちうまくいきません。アンブシュの伝え方や、音を出すための吹き方などについて良いアプローチの仕方はありませんでしょうか。
回答
まず、教える側が焦らないことです。 例えば自転車も、すぐ乗れる人とそうで無い人がいます。最後には全員乗れますが、習得の仕方はそれぞれ。特に楽器は複数の動作の連携が大切。 高価な楽器を手にしているだけで緊張しているはず。その上、姿勢、呼吸、唇の形、歯や舌の位置などと言われたらかなりパニックしているはず。 見よう見まねですぐ音が出る人もいますが、そういうマグレでスタートしてしまう方が後々問題が発生しやすくなります。時間をかけて習得した方が結局伸びるものです。途中メモを取らせたり、鏡も利用しましょう。横で一緒に吹いて音や息のスピードを感じ取らせるのもオススメです。 質問を読みましたが手順などはとても良いと思いました。間違ってはいないと思いました。 教える順序ですが、私の場合はまずは姿勢や持ち方等、見えやすいところから指導して、次は腹式呼吸。口の形(アンブシュア)、口の中などは後回しにします。 よくある勘違いに息をリコーダーのようにリードとマウスピースの隙間に入れるものだと思ってしまう人には、「息はリードに当ててこの硬い木片を向こうへ倒そうとしてごらん。その時、下の歯でしっかり押さえておいて」と言ってみてください。フルートもまるーい穴に息を放り込んでも鳴りませんよね。リコーダーの習慣がアダになることがあるので気をつけてみてください。誰でも一発で音が出るイメージは捨ててもらいましょう。 すぐ出来ない事にショックを受けてやる気がなくなるタイプの人には、時間をかけることが悪い事で無いと言い聞かせて。自転車に乗れるまで半年かかった私が自信持って保証します。 またいつでも待っています。 京谷麻里子